メソシデライト(その他表記)mesosiderite

デジタル大辞泉 「メソシデライト」の意味・読み・例文・類語

メソシデライト(mesosiderite)

石鉄隕石一種。鉄・ニッケル合金中に、輝石斜長石の細かい破片が散らばったもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メソシデライト」の意味・わかりやすい解説

メソシデライト
mesosiderite

石鉄隕石のうちおもな組成が輝石,斜長石と鉄-ニッケル合金であるもの。石鉄隕石のもう一つのグループであるパラサイトよりは,落下が目撃されるものの割合が多い。メソシデライトの石質部分はエイコンドライトのユークライト,ハワーダイトに似ており,これらは互いに成因的な関連があると思われているが,詳しいことはわかっていない。メソシデライトの金属相のニッケルの含有量とその分布様子から,この部分は 500~350℃の温度範囲において 1000万年に1℃の割合で下降したことが知られている。

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世界大百科事典(旧版)内のメソシデライトの言及

【石鉄隕石】より

…ニッケル鉄とケイ酸塩鉱物が混合した隕石で,おもなものにパラサイトpallasiteとメソシデライトmesosideriteがある。パラサイトの組織は地球の岩石には見られないもので,地球以外の天体からきたものだと最初に確認されたのがこの隕石である。…

※「メソシデライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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