メソシデライト(その他表記)mesosiderite

最新 地学事典 「メソシデライト」の解説

メソシデライト

mesosiderite

ほぼ等量のFe-Ni合金とホワルダイト的なエコンドライトの混合物からなる角れき岩質の石鉄隕石。直方輝石の量によって,A(玄武岩質)・B(超塩基性)・C(直方輝石岩)に分けられる。また,岩石組織によって,細粒の破砕組織をもつ熱変成度の低いタイプ1から,再結晶組織の顕著なタイプ2・3,メルトとマトリックスの角れき岩であるタイプ4に分けられる。A~Cと1~4を組み合わせたサブグループ名が用いられている。ホワルダイトの母天体とされる小惑星ベスタの北半球に別の小惑星が斜め衝突し,地殻やマントル物質と溶融状態の少量の金属核が放出され,その大部分が衝突の影響が比較的小さかった南半球にぶ厚く降り積もり,もともと存在していた地殻物質と混ざって形成されたとする説がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メソシデライト」の意味・わかりやすい解説

メソシデライト
mesosiderite

石鉄隕石のうちおもな組成が輝石,斜長石と鉄-ニッケル合金であるもの。石鉄隕石のもう一つのグループであるパラサイトよりは,落下が目撃されるものの割合が多い。メソシデライトの石質部分はエイコンドライトのユークライト,ハワーダイトに似ており,これらは互いに成因的な関連があると思われているが,詳しいことはわかっていない。メソシデライトの金属相のニッケルの含有量とその分布様子から,この部分は 500~350℃の温度範囲において 1000万年に1℃の割合で下降したことが知られている。

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世界大百科事典(旧版)内のメソシデライトの言及

【石鉄隕石】より

…ニッケル鉄とケイ酸塩鉱物が混合した隕石で,おもなものにパラサイトpallasiteとメソシデライトmesosideriteがある。パラサイトの組織は地球の岩石には見られないもので,地球以外の天体からきたものだと最初に確認されたのがこの隕石である。…

※「メソシデライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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