精選版 日本国語大辞典 「メタ化合物」の意味・読み・例文・類語 メタ‐かごうぶつ‥クヮガフブツ【メタ化合物】 〘 名詞 〙① オルト型からの脱水によって生じた化合物。メタ燐酸など。② ベンゼンの、一と三の位置の二置換体。メタキシレン、メタクレゾールなど。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「メタ化合物」の意味・わかりやすい解説 メタ化合物めたかごうぶつmeta-compound メタはギリシア語metaに由来し、「間に」あるいは「後に」を意味する接頭語で、次のような化合物の場合に使う。(1)ベンゼン置換体のうち、置換基の位置が1位と3位の関係にある場合をいい、記号はm‐で表す。(2)オキソ酸で、同じ中心原子で、同じ原子価のもののうち、形式的に水和の程度がもっとも低いものをメタ――酸とよぶ。たとえば、過ヨウ素酸では、オルト過ヨウ素酸H5IO6、メソ過ヨウ素酸H3IO5、メタ過ヨウ素酸HIO4のようによぶ。[中原勝儼] メタ化合物の例 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例