メルドニウム

共同通信ニュース用語解説 「メルドニウム」の解説

メルドニウム

世界反ドーピング機関(WADA)によると、ラトビア研究所で開発され、ロシアなど旧ソ連圏で主に流通する。1980年代にアフガニスタン高地に侵攻した旧ソ連兵が服用したとされるほか不整脈糖尿病などの治療にも用いられる。昨年からWADAの監視リストに入り、1月から代謝調節剤として禁止薬物に指定された。体内に摂取して全て排出されるまでに数カ月かかるとされる。(共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「メルドニウム」の解説

メルドニウム

ラトビアで開発された局所的貧血(虚血)を改善する抗虚血薬。ホルモンや代謝を調整する作用もある。ミルドネイトともいわれ、狭心症・心筋梗塞・不整脈・糖尿病などの治療に用いられる。副作用として、頻脈消化不良・アレルギー反応などがある。近年では、持続力や回復力の向上、耐ストレス性の向上といった作用も確認されているという。こうした効果を期待してスポーツ選手が服用する例があり、2016年1月1日から世界アンチドーピング機構(WADA)が代謝調節剤として使用禁止薬物に指定している。

(2016-3-9)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む