ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モクポ市」の意味・わかりやすい解説 モクポ(木浦)〔市〕モクポMokp'o 韓国,チョルラナム (全羅南) 道の南西部にある港市。 1949年市制。ムアン (務安) 半島の先端にあり,周辺を半島や島々で守られた良港を擁する。古くから交通,軍事の要衝で,李氏朝鮮では木浦鎮,木浦営となり水軍がおかれた。 1897年開港し,1914年ホナム (湖南) 鉄道が開通すると,肥沃なチョンナム (全南) 平野を後背地として,中国のチンタオ (青島) ,シャンハイ (上海) ,日本の長崎などとの間に貿易が行われた。現在は造船,磁器,醸造,製鋼などの工業が盛ん。大型漁港で,沿岸航路の寄港地。土砂の堆積が多く,前面のサムハク (三鶴) 島が陸続きとなった。面積 35km2。人口 25万 3423 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by