もて付く(読み)モテツク

デジタル大辞泉 「もて付く」の意味・読み・例文・類語

もて‐つ・く【もて付く】

[動カ下二]
身に備える。
「わが―・けたるをつつみなく言ひたるは」〈・一九五〉
気にかけてとりつくろう。装う。
装束有様よりはじめて、目やすく―・けて」〈初音
欠けているところを心にかけて身につける。
「君も少したをやぎ給へる気色、―・け給へり」〈末摘花
相手にする。
「かつてちかづきならぬよし家来にいはせて―・けぬしわざ」〈浮・国花諸士鑑・二二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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