ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モランディエール」の意味・わかりやすい解説
モランディエール
Julliot de la Morandière, Lé-on
[没]1968.10.16. グランビル
20世紀フランスの代表的私法学者の一人。 26歳で教授資格を取り,1911年アルジェ大学,12~18年レンヌ大学の各教授。第1次世界大戦には砲兵として従軍,19年ストラスブール大学に転じ,民法講座を担当するかたわら,アルザス=ロレーヌ地方の法制度の再建に尽力した。その後パリ大学に転じ,23~55年国際私法,労働法,比較民法,民法の諸講座を担当,44~55年法学部長をつとめた。また政府法律顧問として,幾多の立法事業にも貢献し,民法典改正委員会の委員長としても活躍。なお 33~36年の3年間,特に日本側の要請もあって,パリ大学に在籍のまま日仏会館長として日本に滞在,日仏文化交流の推進に努めた。
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