モランディエール(英語表記)Julliot de la Morandière, Lé-on

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モランディエール」の意味・わかりやすい解説

モランディエール
Julliot de la Morandière, Lé-on

[生]1885.9.9. グランビル
[没]1968.10.16. グランビル
20世紀フランスの代表的私法学者の一人。 26歳で教授資格を取り,1911年アルジェ大学,12~18年レンヌ大学の各教授。第1次世界大戦には砲兵として従軍,19年ストラスブール大学に転じ,民法講座を担当するかたわら,アルザス=ロレーヌ地方の法制度の再建に尽力した。その後パリ大学に転じ,23~55年国際私法,労働法,比較民法,民法の諸講座を担当,44~55年法学部長をつとめた。また政府法律顧問として,幾多の立法事業にも貢献し,民法典改正委員会の委員長としても活躍。なお 33~36年の3年間,特に日本側の要請もあって,パリ大学に在籍のまま日仏会館長として日本に滞在,日仏文化交流の推進に努めた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android