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砲兵 ほうへいartillery; gunnery

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

砲兵
ほうへい
artillery; gunnery

陸軍の兵科区分の一種。各種の火砲を用いて敵を攻撃,制圧し,歩兵戦車兵の戦闘を助ける役目を果す。砲兵は,戦闘場所を基準に野戦砲兵と要塞砲兵に,火砲の口径と用法によって山砲兵,野砲兵,重砲兵に,また特殊な用法を基準にして海岸砲兵,攻城砲兵,高射砲兵,対戦車砲兵などに区別される。最近では砲兵用として近距離用のロケットやミサイルも使用される。砲兵は歩兵と緊密に協力して攻撃することを要請され,また,戦術的にみて重要地点に砲火を集中するのが有利とされる。

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デジタル大辞泉の解説

ほう‐へい〔ハウ‐〕【砲兵】

陸軍で、火砲を用いて敵を砲撃し、歩兵や戦車の行う戦闘の支援を任務とする兵。また、その兵科。

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百科事典マイペディアの解説

砲兵【ほうへい】

陸軍兵科の一つ。砲を主要な戦闘手段とする。火薬の進歩,信管の発明,旋条の採用で火砲の威力は増し,飛行機,戦車の出現までは最高の攻撃威力をもった。野砲兵,山砲兵,騎砲兵,野戦重砲兵,重砲兵,高射砲兵などがある。
→関連項目軍隊自走砲師団特科部隊陸軍

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうへい【砲兵 artillery】

敵と離れ口径20ミリ以上の火砲(砲身砲,ロケット砲)を使用し,その殺傷破壊力で戦う兵科をいう。なお,同種の任務をもつものでも,軍制上砲兵と称さないものもある。地上目標を射撃する(一般)砲兵と空中目標を射撃する高射砲兵に大別される。また野戦で任意に移動して使用するのを野戦砲兵という。かつては,要塞(海岸)守備専門の砲兵を要塞(海岸)砲兵,その攻撃に当たるものを攻城砲兵と称し,また装備火砲により,野砲兵,山砲兵,迫撃砲兵,重砲兵等に区分したときもあったが,現在は一括して砲兵と称している国が多い。

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大辞林 第三版の解説

ほうへい【砲兵】

旧陸軍の兵種の一。火砲で敵を砲撃するのを任務とする。野砲兵・山砲兵・重砲兵などがあった。自衛隊の特科に当たる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

砲兵
ほうへい

陸軍の兵科の一種。各種の火砲により敵を撃滅・制圧することで戦場での優位性を確立し、戦勝の条件を得ることを任務とした。砲兵は野戦砲兵と重砲兵に大別され、前者は野砲兵、山砲兵、騎砲兵、野戦重砲兵、後者は攻城重砲兵、要塞(ようさい)重砲兵に種別された。このほかにも高射砲兵、列車砲兵、自動車砲兵などがあった。現在自衛隊では砲兵に相当する部隊を特科と称し、野戦特科と高射特科から構成されている。[纐纈 厚]

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世界大百科事典内の砲兵の言及

【武器】より

…これは巨大化によって威力を増幅できると単純に考えられたほかに,砲は何よりも攻城機械の一種として利用されたからである。砲や砲隊を指すアーティラリartilleryという語も,13世紀以前にあっては攻城器具一式を意味した。15世紀前半は巨砲の黄金時代で,重さ1万ポンドを越えるものすら鋳造されたという。…

※「砲兵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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