モルネ(その他表記)Daniel Mornet

改訂新版 世界大百科事典 「モルネ」の意味・わかりやすい解説

モルネ
Daniel Mornet
生没年:1878-1954

フランスの文学史家。パリ大学文学部教授。17,18世紀文学の研究に従事し,G.ランソンの後を受け,その厳密な実証主義をさらに徹底させた。その結果,文学以外の資料,二流,三流の作品の研究など,資料の発掘,主要作品の校訂などに大きな貢献を成し遂げたが,他方,多くの資料の羅列に終わり,それをまとめる強力な思考欠如外側からの作品理解の行過ぎによる,作品の内的魅力の把握の不足,などの批判を受けるにいたった。主要著書としては《フランス的明快性の歴史》(1924),《フランス大革命の知的起源》(1938),《フランス古典文学史》(1940)などがある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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