もんなら(読み)モンナラ

デジタル大辞泉 「もんなら」の意味・読み・例文・類語

もんなら[接助]

[接助]ものなら」の音変化。「言えるもんなら言ってみろ」「なまけようもんならひどい目にあうぞ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「もんなら」の意味・読み・例文・類語

もん‐なら

連語〙 (「ものなら」の変化した語) 活用語を受けて、仮定条件を表わす。多く、望ましくない結果を引き起こすような条件や、可能性の少ないことについていう。
① (「…もんなら」の形で活用語連体形を受ける) =ものなら(二)①
落語位牌屋(1896)〈三代目柳家小さん〉「夫婦で用が足りるもんなら一人で沢山だ」
② (「…たもんなら」の形で動詞連用形を受ける) =ものなら(二)②
③ (意志推量助動詞「う(よう)」の連体形を受けて) =ものなら(二)③
滑稽本浮世床(1813‐23)初「友子友達が手木前(てこめへ)で輿樗(きやり)をやらかして呉よう物(モン)ならおらアうかむぜ」

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