20世紀西洋人名事典 「モーリスオーリュー」の解説
モーリス オーリュー
Maurice Hauriou
1856 - 1929
フランスの公法学者,法思想家。
近代フランス行政法理論の体系化の完成と、フランスにおける公法学を構築し、多岐に渡る業績を残す。彼の法学理論の哲学的基礎にある「制度の理論」はヨーロッパの法学界に大きな影響を与えた。また、行政法理論は、公権力の契機とその裁判的統制の観点を重視しており、現代フランス行政法学に深い影響を及ぼしている。著書に「行政法精義」(1892年)、「公法の原理」(1910年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報