やいなや

精選版 日本国語大辞典 「やいなや」の意味・読み・例文・類語

や いなや

  1. 活用語の連体形終止形および体言を受け、問いかける気持を表わす。…かどうか。
    1. [初出の実例]「西蕃(にしのとなり)の献れる仏の相貌端厳(きらきら)し。全ら未だ曾て有らず。礼ふ可(べきヤ)以不(イナヤ)」(出典日本書紀(720)欽明一三年一〇月(北野本訓))
    2. 「思ふべしや、いなや。人第一ならずはいかに」(出典:枕草子(10C終)一〇一)
  2. 活用語の連体形を受け、ある動作が完了すると同時に、他のことが行なわれるさまを表わす。…と同時に。…とすぐに。ただちに。
    1. [初出の実例]「たいなひをおるるやいなやにいけのみぎはにたちよりて」(出典:御伽草子・橋弁慶(未刊国文資料所収)(室町末))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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