やしゃます(読み)ヤシャマス

デジタル大辞泉 「やしゃます」の意味・読み・例文・類語

やしゃます[助動]

[助動][やしゃませ|やしゃまし|やしゃます|やしゃます|○|やしゃませ]《尊敬助動詞「やしゃる」に丁寧の助動詞「ます」の付いた「やしゃります」の音変化。近世上方語》語幹活用語尾との区別のない動詞の未然形に付く。動作者への尊敬と話相手への丁寧の意を表す。
「さあ出やしゃませうとあくる戸に」〈浄・難波丸金鶏〉

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関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「やしゃます」の意味・読み・例文・類語

やしゃます

  1. 〘 助動詞 〙 ( 助動詞「やしゃる」に助動詞「ます」の付いた「やしゃります」の変化した語。活用は「やしゃませ・やしゃまし・やしゃます・やしゃます・〇・やしゃませ」 ) 未然形が一音節である活用語の未然形に付き、動作者に対する尊敬の意と話相手に対する丁寧の意を表わす。相手の動作について用いるときは敬意が深い。近世上方で用いた語。お…なさいます。
    1. [初出の実例]「サアサア素(しら)と粋との受取渡し、サア出(で)やしゃませう」(出典浄瑠璃・難波丸金鶏(1759)北浜淀屋)

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