日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマアザミ」の意味・わかりやすい解説 ヤマアザミやまあざみ / 山薊[学] Cirsium spicatum (Maxim.) Matsum. キク科(APG分類:キク科)の多年草。茎は直立し、高さ1~2メートル、花時に根出葉はない。茎葉は羽状に深裂し、羽片は縁(へり)に太い刺(とげ)がある。8~10月、茎上部に穂状花序をつくり、多数の頭花をつける。花冠は深く5裂する。山地の乾草原に生え、四国、九州に分布する。近畿地方から東北地方に分布するアズマヤマアザミC. microspicatum Nakaiによく似ているので、これと区別するためツクシヤマアザミともよばれる。[小山博滋 2022年5月20日][参照項目] | アザミ アザミ属のおもな種類〔標本画〕 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例