日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマホオズキ」の意味・わかりやすい解説 ヤマホオズキやまほおずき / 山酸漿[学] Physalis chamaesarachoides Makino ナス科(APG分類:ナス科)の多年草。高さ30~50センチメートル。葉は卵形で長さ5~12センチメートル、先は尾状にとがり、縁(へり)に少数の粗い鋸歯(きょし)がある。8~9月、葉腋(ようえき)に浅く5裂した白色花を開く。液果はすこし刺(とげ)のある大きな萼(がく)に包まれる。山地の谷間に生え、関東地方以西の本州から九州に分布する。[小林義雄 2021年7月16日] イガホオズキ属、または独立したヤマホオズキ属とする考えもある。[編集部 2021年7月16日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例