20世紀西洋人名事典 「ヤンカスプロビッチ」の解説
ヤン カスプロビッチ
Jan Kasprowicz
1860.12.12 - 1926.8.2
ポーランドの詩人,劇作家,翻訳家。
元・ルブフ大学教授。
シンボジェ生まれ。
18才で詩人としてデビューし、ライプツィヒ大学在学中に社会主義活動のため投獄されたが、1890年よりルブフで新聞記者として国家の民主運動に目を向けた。初期の作品は自然主義詩で、「農村から」(1891年)、「世界は終わる」(1891年)などがあり、次第に宗教的・神秘主義傾向になった。「天使の母、聖母の日」(’08年)、「貧者の書」(’16年)などがあり、また、「ハムレット」の大胆な訳は有名である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報