普及版 字通 の解説
15画
[字訓] やく・かがりび・にわび
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(酉)(ゆう)。〔説文〕六上に「木を積みて之れを燎(や)くなり」(段注本)という。〔詩、大雅、樸(よくぼく)〕「之れをにし之れをにす」の〔毛伝〕に「積むなり」とあって、薪を積みあげて燎(や)く祭儀である。〔周礼、春官、大宗伯〕に「燎(いうれう)を以て司中・司命・師(ふうし)・雨師を祀る」とあり、燎もまた積薪を焚(や)く祭儀をいう。
[訓義]
1. やく、たく、木をやく。
2. かがりび、にわび。
3. 天を祀る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 イチヰ 〔字鏡集〕 ヤク・モユ
[熟語]
柞▶・薪▶・▶・燎▶
[下接語]
柞・柴・樵・薪
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報