ゆっくりすべり(東海地方の)(読み)とうかいちほうのゆっくりすべり/ゆっくりすべり

知恵蔵 の解説

ゆっくりすべり(東海地方の)

GPS観測によると、2000年頃から浜名湖付近の地下30km付近にあるプレート境界面でゆっくりしたすべり(ゆっくり地震)が発生している。そこは東海地震の想定震源域の西縁にあたる。この異常変動はしばらくして終わるかもしれないし、加速すれば東海地震の前兆すべりに発展するかもしれない。類似現象過去豊後水道や銚子沖でもみられた。

(阿部勝征 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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