20世紀西洋人名事典 「ユリーボンダレフ」の解説
ユリー ボンダレフ
Yuriy Vasil’evich Bondarev
1924 -
ソ連の作家。
オルクス生まれ。
第二次大戦中は砲兵将校として従軍、戦後ゴーリキー文学大学卒業後大戦中の悲劇的な体験を題材にした「大隊は援護を求める」(1957年)、「最後の一斉射撃」(’59年)を発表し「雪どけ」派の作家を代表。スターリンの戦後粛清の問題を取り扱った「静寂」(’62年)、「二人」(’64年)や、世代対立をめぐる「肉親」(’69年)等の他に、ソビエト社会のモラルの問題を追求した「岸辺」(’75年)、「選択」(’80年)、「ゲーム」(’85年)等の最近作がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報