ユーラシア経済共同体(読み)ゆーらしあけいざいきょうどうたい(その他表記)Eurasian Economic Community

知恵蔵 「ユーラシア経済共同体」の解説

ユーラシア経済共同体

2000年10月、形骸化した関税同盟を解消してユーラシア経済共同体(EurAsEC)が創立された。参加国はロシアベラルーシカザフスタンタジキスタンキルギス。05年10月には、02年に中央アジア4カ国が設立しロシアも加わった中央アジア協力機構と統合した。06年にはウズベキスタン加盟。目的は、加盟国の経済貿易、社会、文化、法律分野の協力に必要な条件を整えること。独立国家共同体(CIS)が形骸化したため、それに代わるロシア、ベラルーシと中央アジアを統合する組織に発展している。

(袴田茂樹 青山学院大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android