ヨウ化カリウムデンプン紙(読み)ようかカリウムでんぷんし(その他表記)potassium iodide starch paper

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ヨウ(沃)化カリウムデンプン(澱粉)紙 (ようかカリウムでんぷんし)
potassium iodide starch paper

酸化剤検出に用いられる試験紙の一つ。ヨウ化カリウム3gと可溶性デンプン5gを水に溶かして1lにした溶液ろ紙を浸し,これを乾燥したもの。湿った状態微量の酸化剤と鋭敏に反応して青色を呈する。塩素オゾン過酸化水素などの検出,次亜塩素酸塩滴定の外部指示薬として利用される。
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化学辞典 第2版 の解説

ヨウ化カリウムデンプン紙
ヨウカカリウムデンプンシ
potassium iodide starch paper

デンプン0.1 g に冷水10 mL を加えて,よくかきまぜながら熱して煮沸した液に,ヨウ化カリウム 0.1 g を水10 mL に溶かした溶液を加えて得られるヨウ化カリウムデンプン溶液に沪紙片を浸し,空気中で乾燥させたもの.微量の酸化剤と反応して青色に着色する.塩素,オゾン過酸化水素などの検出に使用される.また,次亜塩素酸塩滴定の指示薬として広く用いられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

百科事典マイペディア の解説

ヨウ(沃)化カリウムデンプン(澱粉)紙【ようかカリウムでんぷんし】

酸化剤の検出に用いられる試験紙の一つ。ヨウ化カリウム(3g)と可溶性デンプン(5g)を溶かした溶液(1l)に濾紙(ろし)を浸し,乾燥したもの。湿った状態で微量の酸化剤と鋭敏に反応して青色を示す。

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