よきサマリア人(読み)よきサマリアびと

故事成語を知る辞典 「よきサマリア人」の解説

よきサマリア人

困っている人に寄り添い、助けることのたとえ。

[使用例] 私たちは芸術品を作り出して与えるよりもきに善きサマリア人のごとくに隣人に仕えることを学ぶべきである[倉田百三*愛と認識の出発|1912~21]

[由来] 「新約聖書―ルカ伝・一〇」に出て来る、イエスの語るたとえ話から。「ある旅人が、強盗に襲われて半殺しの目に遭いました。彼が倒れているところを、二人の人間が相次いで通りかかりましたが、どちらも、彼を助けようとはしません。三人目に通りかかったサマリア人(サマリアという地方住民)が、ようやく手厚く介抱してくれました」というのが、その内容。イエスは、続けて、「この三人のうち、旅人のよき隣人になれるのはだれですか?」と問いかけています。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む