20世紀西洋人名事典 「ヨゼフラダ」の解説
ヨゼフ ラダ
Josef Lada
1887 - 1957
チェコスロバキアの画家,挿絵画家,童話作家。
フルシツェ村生まれ。
靴屋の息子で、プラハの工業美術学校で学ぶ。15才で雑誌にスケッチを持ち込み、以来漫画、挿絵、舞台美術等を手掛ける。はっきりとした線で輪郭をとった独特な画風で、チェコの農村や風俗をユーモラスに描き、ハシェクの「兵士シュヴェイクの冒険」(1921年)の挿絵で世界的に有名となる。また自分でも童話を書き、「私のABC」(’11年)、「黒ねこミケシュのぼうけん」(’34年)で成功を収め、「きつねものがたり」(’37年)等を発表、’47年国民芸術家の称号を受ける。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報