日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヨツバハギ」の意味・わかりやすい解説 ヨツバハギよつばはぎ / 四葉萩[学] Vicia nipponica Matsum. マメ科(APG分類:マメ科)の多年草。葉は2~4対の小葉からなり、葉軸の先端は普通は針状の突起に終わるが、巻きひげとなるものもある。小葉は楕円(だえん)形で、脈が目だつ。夏から秋、葉腋(ようえき)の総状花序に数個から十数個の蝶形花(ちょうけいか)を密につける。花は紅紫ないし青紫色で、長さ約1センチメートル。北海道から九州の低山の草地や林縁に生え、朝鮮半島、中国、極東ロシアなどに分布する。[立石庸一 2019年11月20日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例