紅紫(読み)コウシ

デジタル大辞泉 「紅紫」の意味・読み・例文・類語

こう‐し【紅紫】

くれないとむらさき。転じて、種々の美しい色。
「柱は花鳥を刻みなして、―の色彩きわめたるさま」〈眉山・宝の山〉

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精選版 日本国語大辞典 「紅紫」の意味・読み・例文・類語

こう‐し【紅紫】

  1. 〘 名詞 〙 くれないとむらさき。転じて、種々の美しい色。美人や花、衣服などの色彩の美しさをたとえていうのに用いる。
    1. [初出の実例]「懸る処に、柳営庭前の花、紅紫(コウシ)の色を交て」(出典太平記(14C後)三九)
    2. [その他の文献]〔論語‐郷党〕

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普及版 字通 「紅紫」の読み・字形・画数・意味

【紅紫】こうし

くれないと紫。ともに間色。また、色とりどり。〔晋書、慕容徳載記〕齊・魯固(もと)より君子多し。昔の時に當りては、~指麾(しき)すれば則ち紅紫し、俛仰すれば則ち丘陵にを生ず。今日に至りては(たいふん)、氣滅す。

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