ヨハネスフォルケルト(その他表記)Johannes Volkelt

20世紀西洋人名事典 「ヨハネスフォルケルト」の解説

ヨハネス フォルケルト
Johannes Volkelt


1848 - 1930
ドイツの哲学者。
元・ライプチヒ大学教授。
バーゼルビュルツブルク、ライプチヒ大学教授を歴任した哲学者で、美学者としても名高い。カントヘーゲル、ショウペンハウワーの影響を受け、認識論から批判的形而上学を唱え、自説を主観主義的超主観主義と称す。また美学においてはリップスの感情移入説を用い思弁的美学と心理学的美学の総合に立ち、究極のところ美に形而上学へと向かう。著書に「経験と思惟」(1886年)、「美学体系」(全3巻、1905〜14年)、「美意識」(’20年)等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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