20世紀西洋人名事典 「ヨハネスヴァルミング」の解説
ヨハネス ヴァルミング
Johannes Eugenius Bülow Warming
1841 - 1924
デンマークの植物学者。
元・コペンハーゲン大学教授,元・コペンハーゲン大学植物園長。
デンマークのマンダ島生まれ。
学生時代にブラジルのラゴサンタで化石の発掘のプロジェクトを手伝い、帰国後、ミュンヘン大学でネーゲリーの、ボン大学でフォン・ハンシュタインの元で研究し、1871年に博士号を取得した後、ストックホルム王立工科大学を経て、コペンハーゲン大学教授になった。植物生態学の分野の理論的基礎を確立、光、温度、降雨などの環境を生態学的要因と呼び、植物群落の類型化を試みた。その研究成果をまとめた「植物集団」(1895年)は数カ国語に訳され、植物生態学の研究に大きな刺激を与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報