ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヨンヌ県」の意味・わかりやすい解説 ヨンヌ〔県〕ヨンヌYonne フランス中部,ブルゴーニュ地域(レジオン)の県。パリ盆地南東部に位置する。旧シャンパーニュ州,ブルゴーニュ州の各一部のほか,オルレアネ州,ニベルネ州の各小部分からなる。県都オーセール。中部をヨンヌ川が北流して縦断。左岸のガティネ地方は台地が広がり多角的農業が行なわれる。北部サンス付近の右岸地域は白亜質岩石からなる台地で,ところどころ古第三紀の丘陵が突出する。台地の南側にオートの森林が広がる。オーセール,トネール周辺の石灰岩台地にはケスタがあり起伏も大きい。ケスタの斜面ではブドウを栽培,スラン川沿岸のシャブリがその中心地。南東縁はモルバン山地に属し,牧畜が盛ん。商工業はヨンヌ川沿岸に集まり,サンス,オーセールが中心。県の中央を高速自動車国道が通じ,観光産業も重要。面積 7427km2。人口 32万3096(1990)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by