右旋性(読み)うせんせい(英語表記)dextrorotatory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

右旋性
うせんせい
dextrorotatory

光学活性物質,すなわち偏光面を回転する化合物のうち偏光面を右へ回転する物質を右旋性物質といい,その性質を右旋性という。化合物の右旋性を表わすには化合物の名称の前に d,または+をつける。たとえば d-乳酸,+乳酸と表記する。 (→左旋性 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の右旋性の言及

【旋光性】より

…他の光学活性の一つである円偏光二色性とクラマース=クローニヒの関係(クラマースの法則)で密接に関係づけられ,両者は互いに裏腹の関係にあるので,旋光性を光学活性と同義に用いることもある。進む光に向かって観測するとき,直線偏光の偏光面が旋光性物質(光学活性物質ともいう)を通過後に,右(時計の針の回る方向)に回る場合を右旋性dextrorotatory,左に回る場合を左旋性levorotatoryという。これは,(1)直線偏光が,右回りの右円偏光と左回りの左円偏光の和(重ね合せ)で表され,しかも(2)この二つの円偏光に対して旋光性物質の屈折率が異なるために起こると説明されている。…

※「右旋性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android