ラコロンビエール(その他表記)La Colombière

改訂新版 世界大百科事典 「ラコロンビエール」の意味・わかりやすい解説

ラ・コロンビエール
La Colombière

フランス東部,アンAin県にある後期旧石器時代遺跡。フランスのピソP.PissotやアメリカのモビウスH.Moviusが発掘調査おこない,動物を線刻した小石(直径10cm内外)を10個見いだした。これらの小石には,種々の動物が重複して刻まれ,馬,トナカイ,牛などの異種の動物像が重なっていることが多く,デッサン練習に用いたとも考えられる。この種の線刻石(ないし彩色石)は特定の遺跡から大量に出土することがあり,当時これらを集中的に製作する集団ないし場所があったことを推察させる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 重信 木村

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む