精選版 日本国語大辞典 「ラスコーリニコフ」の意味・読み・例文・類語 ラスコーリニコフ ( Raskol'nikov ) ドストエフスキーの小説「罪と罰」の主人公。選ばれた強者は平凡な市民のための法を越える権利があると信じて金貸しの老婆を殺すが、のち良心の呵責(かしゃく)に耐えかね、また、娼婦ソーニャの愛にめざめ、自首してシベリアに送られる。理性と心情の分裂に苦悩する性格を体現した典型的人物。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のラスコーリニコフの言及 【罪と罰】より …ロシアの作家ドストエフスキーの長編小説(1866)。〈生きとし生けるもの〉の世界からの強い隔絶感にとらえられた青年ラスコーリニコフが,破壊欲に誘われて金貸の老婆とその妹を斧で殺す。警察の心理的追及と娼婦ソーニャの同情の圧力に押されて,彼は自首し,シベリアで懲役刑に服する。… ※「ラスコーリニコフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by