ラダマンチュス(その他表記)Rhadamanthys

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラダマンチュス」の意味・わかりやすい解説

ラダマンチュス
Rhadamanthys

ギリシア神話の人物。ゼウスが,フェニキア王女であったエウロペをさらってきて,クレタ島で産ませた子で,ミノスサルペドン兄弟。エウロペと結婚したクレタの王アステリオンに育てられ,その死後ミノスが王位を継ぐと,クレタの法の制定にあたって,知恵正義により名声を得た。死後は,ミノスおよびアイアコスとともに,冥府で死者を裁く裁判官の役に任じられたとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android