ラッファー曲線(読み)ラッファーきょくせん(英語表記)Laffer curve

翻訳|Laffer curve

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラッファー曲線」の意味・わかりやすい解説

ラッファー曲線
ラッファーきょくせん
Laffer curve

税率を上昇させるとある点までは税収も増大するが,その点を過ぎると逆に税収が減少するという関係を示した曲線サプライ・サイド経済学旗頭の一人で,南カリフォルニア大学のアーサー・B.ラッファーが,1974年ワシントンのレストランナプキンの上に描いたカーブと伝えられている。レーガン政権第1期の大幅減税政策の理論的根拠として 1980年代初頭には大きく取り上げられたが,この曲線とそこから導かれるさまざまな仮説に関しては疑問視する向きが多く,近年ではほとんど取り上げられていない。(→レーガノミクス

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