ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラブラドル高原」の意味・わかりやすい解説 ラブラドル高原ラブラドルこうげんLabrador-Ungava カナダ北東部,ラブラドル半島を構成する高原。大西洋岸はニューファンドランド・ラブラドル州,中西部はケベック州に含まれる。カナダ楯状地の北東部を占め,ゆるやかな起伏の広大な高地地域で,湖が多い。ニューファンドランド・ラブラドル州ラブラドルとケベック州との州境北部と西部では標高 300m以上,州境部および中央部で標高 480m以上に達する。北部のアンゲーバ湾の周辺はツンドラ地域,南部は針葉樹林帯が占める。 (→ラブラドル ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラブラドル高原」の意味・わかりやすい解説 ラブラドル高原らぶらどるこうげんLabrador Plateau カナダ北東部の大半島であるラブラドル半島東部の高地。地球上でもっとも古く安定した陸塊で、緩やかな起伏をもつカナダ楯状地(たてじょうち)の一部であり、氷河期には大陸氷に覆われたため湖が多い。ニューファンドランド州ラブラドルとケベック州境界の北部では標高1500メートルに達するが、それ以外では1000メートルを超す部分はわずかである。アンガバ湾の東側は低木・地衣ツンドラ地域、その南は針葉樹林帯となっている。[大竹一彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by