ラリトプール(その他表記)Lalitpur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラリトプール」の意味・わかりやすい解説

ラリトプール
Lalitpur

ネパール中央部,バグマチ地方のカトマンズ盆地に位置する古都。別称パタン Pātan。バグマチ川南岸に位置し,北岸のカトマンズと向かい合う。前250年にアショーカ王が訪れたといわれ,当時のものといわれるストゥーパ四隅に立つ。その後ネワール族の中心地,とりわけ仏教文化の中心として繁栄したが,1769年グルカー族のプリトビ・ナラヤンに征服され,大規模な略奪を受けた。しかしマヘンドラナト寺院,無数の僧院,古い宮殿などの仏教建築が残り,1979年カトマンズ,バクタプールバドガオン)などとともに世界遺産の文化遺産に登録。今日ではネワール族のバンラ支族の中心地で,伝統的な金銀細工で知られる。2015年4月25日に発生したカトマンズ北西約 80kmを震源とするマグニチュード7.8の地震によって大きな被害を受けた。人口 22万6728(2011)。

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