ランクの理論(読み)ランクのりろん(その他表記)rank theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランクの理論」の意味・わかりやすい解説

ランクの理論
ランクのりろん
rank theory

ノルウェーの平和研究者 J.ガルトゥングによって国際紛争構造的な原因の分析に用いられた理論国格理論ともいう。一般に国家の間にはさまざまな国力の違いがある。この国力の違いを「格」 rankと呼ぶ。国力には軍事力,経済力,人口国土威信などさまざまな次元があり,ランクの理論によれば,ある次元で相対的に格の低い国は,それをより格の高い他の次元のレベルにまで引上げようと試みる傾向がある。この傾向がしばしば国際紛争を惹起する原因となる。また国際社会は格の異なる国が階層的に位置づけられている不均等な社会であるために,格を維持したり,高めたりしようとする国家の間で紛争が頻発する構造をもっていると理解される。

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