ランズエンド(その他表記)Land's End

翻訳|Land's End

デジタル大辞泉 「ランズエンド」の意味・読み・例文・類語

ランズ‐エンド(Land's End)

英国イングランド南西部、コーンウォール半島先端に位置する岬。名称は「地の果て」の意で、グレートブリテン島の最西端でもある。周囲海食崖になっており、荒々しい自然景観をもつ景勝地として知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランズエンド」の意味・わかりやすい解説

ランズエンド
Land's End

イギリスイングランド南西端部,コーンウォール西端の半島。イングランド南部から南西方向へ突出する半島の先端部で,北岸のセントアイブズ湾に臨むヘールと南岸のマウンツ湾に臨むマラザイオンを結んだ線より西の部分をさす。半島西端のランズエンド岬(北緯 50°03′,西経 5°44′)はグレートブリテン島の西端をなし,グレートブリテン島の最北端,ジョンオグローツ John o' Groatsから道路で約 1400km離れており,「ランズエンドからジョンオグローツまで」という表現は,イギリスの「果てから果てまで」を意味する。海岸花崗岩が浸食され,鋸歯状を呈し,多数の奇岩怪石がみられるため,多くの観光客が訪れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ランズエンド」の意味・わかりやすい解説

ランズ・エンド
らんずえんど
Land's End

イギリス、イングランド南西部、コーンウォール半島先端の岬。イングランドの最西端で、北緯50度03分、西経五度44分に位置する。「地の果て」として知られてきたが、海岸には花崗(かこう)岩が侵食された高さ20メートル弱の海食崖(がい)がみられ、また海食洞スタック(孤岩)も多く、観光地となっている。

[小池一之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android