ランダムウォーク問題(読み)ランダムウォークもんだい(その他表記)problem of random walk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランダムウォーク問題」の意味・わかりやすい解説

ランダムウォーク問題
ランダムウォークもんだい
problem of random walk

酔歩または乱歩の問題ともいう。酔払いが帰巣本能を失うほど泥酔していて,右へ行くやら左へ行くやらまったくでたらめに歩いているとき,この人がある歩数だけ歩いたあとにどこにいるかを確率的に求める問題。十分に歩数を多くとると,歩いたあとの位置確率分布正規分布と呼ばれる分布に近づく。たとえば 1mの歩幅で1万回の千鳥足を繰返したとすると,もしまっすぐに歩けば 10km先の地点に達しているはずなのに,この人は出発点から 100mの位置にいる確率が最も高い。ブラウン運動はこのような運動の1種と考えられる。ランダム振動合成などにおいても応用される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む