デジタル大辞泉
「千鳥足」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちどり‐あし【千鳥足】
- 〘 名詞 〙
- ① 馬の足並みが揃足よりはげしく千鳥の飛ぶ姿のようであること。また、その歩き方。一説に、その馬の足並みの音が千鳥の飛ぶ羽音に似ているところからという(五武器談)。
- [初出の実例]「侍十二人に双口(もろくち)をさせ、千鳥足(チトリアシ)を蹈せて、小路を狭しと歩ませらる」(出典:太平記(14C後)一二)
- ② ( 千鳥の歩きかたに似ているところから ) 足を、左右踏みちがえて歩くこと。特に、酒に酔った人がふらふらしながら歩くことのたとえ。
- [初出の実例]「しほがれの難波の浦のちとりあし蹈み違へたる路も恥づかし〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)五)
- 「ふいご祭りにたべ酔ふて、ちどりあしする風情して」(出典:仮名草子・元の木阿彌(1680)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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