ランデのg因子(その他表記)Lande's &scriptg;-factor

法則の辞典 「ランデのg因子」の解説

ランデのg因子【Lande's &scriptg;-factor】

ランデの &scriptg; 公式*に現れる因子で,ボーア磁子単位を単位とした電子または原子磁気モーメントプランク定数*の(1/2π)倍を単位とした角運動量で割った値のこと.内部量子数 j,方位量子数 lスピン量子数 s関数である.すなわち

のように表せる.原子核の場合にはボーア磁子の代わりに核磁子を単位とした値になる.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランデのg因子」の意味・わかりやすい解説

ランデのg因子
ランデのジーいんし

g因子」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のランデのg因子の言及

【ゼーマン効果】より

…電子の軌道角運動量LとスピンSは結合して全角運動量Jの準位をつくり,磁場をかけると,前と同様に,この準位はJの磁場方向の成分MJ=-J,-J+1,……,J-1,Jに従って2J+1本の磁気準位gμBMJBに分裂する。gはランデのg因子と呼ばれ,で与えられる。その値はJ,L,Sによって変化するが,これは,軌道角運動量とスピンとでは磁気モーメントへの寄与のしかたが違うからである。…

※「ランデのg因子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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