家庭医学館 の解説
りうまちというなまえについて【リウマチという名前について】
関節リウマチの患者さんの会である「日本リウマチ友の会」の機関誌の名が『流れ』となっているのも、このことからきています。
一般に、病気の経過をあらわす場合に「急性」と「慢性」という表現が使われます。
かつて呼ばれたように、慢性関節リウマチがあるのなら、急性関節リウマチもあるのかと聞かれることがあります。
急激に発病する場合や、慢性に経過していても急に悪くなる場合もあります。しかし、急性リウマチとは呼びません。
また、関節リウマチがあるのなら筋肉リウマチがあるのか、とも聞かれます。
「筋肉リウマチ」という病名はありませんが、似た病気に、高齢者にときどきみられる「リウマチ性多発筋痛症(せいたはつきんつうしょう)」という病気があります。それほど多い病気ではありませんが、関節リウマチとは、まったく別の病気です。