リウマチ性多発筋痛症(読み)リウマチせいたはつきんつうしょう(英語表記)polymyalgia rheumatica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リウマチ性多発筋痛症」の意味・わかりやすい解説

リウマチ性多発筋痛症
リウマチせいたはつきんつうしょう
polymyalgia rheumatica

高齢者のみに見られる頸 (けい) 部,肩,殿部の筋肉の疼痛 (とうつう) とこわばり感,微熱,倦怠感,体重減少などの全身症状を伴う疾患で,急激な発症をみることが多い。検査所見では,血沈著明な高進や CRP (ヒト血清中にあって,肺炎双球菌菌体多糖類と反応する蛋白) などの急性期反応物質の著増貧血が見られるが,リウマトイド因子抗核抗体などは陰性である。小量のステロイド剤に劇的な効果を示し,症状は好転する。

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