リオティント鉱山(読み)リオティントこうざん(英語表記)Rio Tinto mine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リオティント鉱山」の意味・わかりやすい解説

リオティント鉱山
リオティントこうざん
Rio Tinto mine

スペイン南西部ウエルバ県東部の含銅硫化鉄鉱鉱山。セビリア北西約 65kmに位置する。フェニキア,ローマ時代から知られていた。1725年に一スウェーデン人に貸与され,1872年にはイギリスのシンジケートに貸与されたのち,1954年スペインに返還された。古生代石炭紀前期の粘板岩主体とする母岩中に層状または塊状の含銅硫化鉄鉱が存在。熱水交代説,海底噴気堆積説などの成因説がある。付近に同種鉱床があり,スペインの銅,硫化鉄資源として重要。ほかに鉄,マンガンを産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android