リチャード・B.ゴルトシュミット(その他表記)Richard Benedikt Goldschmidt

20世紀西洋人名事典 の解説

リチャード・B. ゴルトシュミット
Richard Benedikt Goldschmidt


1878.4.12 - 1958.4.24
米国の動物学者,遺伝学者,生物学者。
元・カイザー・ウィルヘルム生物学研究所所長,元・カリフォルニア大学教授。
フランクフルト・アム・マイン(ドイツ)生まれ。
ハイデルベルク大学ミュンヘン大学で学び、1909年ミュンヘン大学助教授を経て、’14年カイザー・ウィルヘルム研究所部長を歴任し、’21年同研究所所長となる。’36年ナチスに追われ米国に亡命し、’37年カリフォルニア大学バークレー校動物学教授となる。マイマイガ性決定の機構を研究し、遺伝生理学説を唱え生理遺伝学の分野を開拓する。又、’24年来日し、東京大学農学部で講義し、日本の遺伝学の発展にも貢献する。著書に「性決定の機構と生理学」(’20年)、「遺伝の生理学説」(’27年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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