現代外国人名録2016 「リディアデービス」の解説
リディア デービス
Lydia Davis
- 職業・肩書
- 作家,翻訳家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1947年
- 出生地
- マサチューセッツ州ノーサンプトン
- 勲章褒章
- フランス芸術文化勲章シュバリエ章〔2003年〕
- 受賞
- マッカーサー賞,ラナン文学賞,国際ブッカー賞〔2013年〕
- 経歴
- 大学教授の父と作家の母の間に生まれる。幼少期から成人するまでの何年かをオーストリア、アルゼンチンで暮らし、大学卒業後はフランス文学の翻訳で生計を立てつつアイルランドやフランスで暮らした。作家のポール・オースターと結婚したが、のち離婚。小説を書くという行為に対して強い意識を持ち、わずか数行の超短編など、さまざまな文体や形式による作品を執筆、“アメリカ文学界の静かな巨人”と称される。短編集「Varieties of Disturbance」(2007年)で全米図書賞にノミネートされる。2013年国際ブッカー賞を受賞。他の著書に、唯一の長編「話の終わり」(1995年)の他、「ほとんど記憶のない女」「サミュエル・ジョンソンが怒っている」などがある。翻訳家としてはミシェル・ビュトール、モーリス・ブランショ、ミシェル・レリスなどの他、2003年プルースト「失われた時を求めて」の第1巻「スワン家の方へ」の80年ぶりの新訳を、2010年にはフローベール「ボヴァリー夫人」の新訳を手がけ、高い評価を得る。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報