リプシツ(その他表記)Lipchitz, Jacques

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リプシツ」の意味・わかりやすい解説

リプシツ
Lipchitz, Jacques

[生]1891.8.22. ドルスキエニキ
[没]1973.5.26. カプリ島
リトアニア (当時はロシア領) で生れ,フランス,アメリカで活躍した彫刻家。本名 Chaim Jacob Lipchitz。最初建築を志したが,1909年パリに出て,エコール・デ・ボザールとアカデミー・ジュリアンで彫刻を学ぶ。 12~13年ロシア陸軍の兵役のために一時帰国したが,再びパリに出てキュビスムに傾倒。対象を平面で構成する作品によってキュビスムの彫刻家と目された。 25年頃からダイナミックで有機的な形態の錯綜した独自の作風に移行。 41年以後ニューヨークに移住し,国際的な名声を得た。 54年回顧展。なおモジリアニによる彼と彼の妻の肖像は有名。主要作品『人形のような形』 (1926~30,メトロポリタン美術館) ,『母音の歌』 (31,チューリヒ美術館) 。

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