リュツォ・ホルム・コンプレックス

最新 地学事典 の解説

リュツォ・ホルム・コンプレックス

Lützow-Holm complex

東南極楯状地のドロンイングモードランド東部プリンスオラフ海岸からリュツォ・ホルム湾沿岸にかけて分布する地質体。珪長質~苦鉄質(一部超苦鉄質),泥質~砂質,珪灰質~石灰質の高温変成岩類,花崗岩類,ペグマタイトなどで構成される。プリンスオラフ海岸東部からリュツォ・ホルム湾南部にかけて角閃岩相高温部からグラニュライト相まで累進的に変成度が上昇し,最高変成部では超高温変成条件(>900℃)に達している。約6〜5億年前のゴンドワナ超大陸の形成に伴う大陸衝突域の一つと考えられ,昇温期の十字石藍晶石残存鉱物,変成ピークでの珪線石を含む鉱物組合せ,減圧冷却期の紅柱石の形成などによる典型的な時計回りの温度圧力経路を示す。原岩は>2,500Ma〜630Maの間のさまざまな年代で構成される。

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参照項目:東南極楯状地

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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