現代外国人名録2016 「リュックモンタニエ」の解説
リュック モンタニエ
Luc Antoine Montagnier
- 職業・肩書
- 医学者 世界エイズ予防財団(WFARP)代表,パリ大学名誉教授
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1932年8月18日
- 出生地
- シャブリ
- 専門
- 腫瘍学, エイズ研究
- 学歴
- パリ大学理学部〔1955年〕卒,パリ大学医学部博士課程修了
- 学位
- 医学博士
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章コマンドール章
- 受賞
- ノーベル医学生理学賞〔2008年〕,ガリアン賞〔1985年〕,ルイ・ジャンテ賞〔1986年〕,ラスカー賞〔1986年〕,ガードナー国際賞〔1987年〕,日本国際賞(予防医学分野,第4回)〔1988年〕,キング・ファイサル国際賞〔1993年〕,ウォーレン・アルバート賞〔1998年〕,アストゥリアス皇太子賞〔2000年〕
- 経歴
- フランス国立科学研究センター(CNRS)主任研究員を経て、1972年からパスツール研究所ウイルス腫瘍学部長を務める。’83年性交渉や輸血、母子感染などで感染した免疫不全症の患者から新しいウイルスLAV(リンパ腺腫ウイルス)を分離することに成功。このウイルスは後にエイズ(HIV)の原因ウイルスと判明。“謎の病気”とされていたエイズの診断方法や治療法の開発、感染防止対策につながった。’85年からパスツール研究所教授。国立科学研究センターにも在籍。’92年微生物マイコプラズマがエイズ発病を促進すると発表し注目を集める。’93年世界エイズ予防財団(WFARP)を設立、代表に就任。’97年〜2001年ニューヨークのクイーンズ・カレッジ教授。2008年エイズウイルスの発見が評価され、フランソワーズ・バレシヌシ博士、ドイツのハラルド・ツアハウゼン博士と共同でノーベル医学生理学賞を受賞。取得した特許は約750件。1966年以来、たびたび来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報