リュネ・ポー(読み)りゅねぽー(英語表記)Aurélien Marie Lugné-Poe

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リュネ・ポー」の意味・わかりやすい解説

リュネ・ポー
りゅねぽー
Aurélien Marie Lugné-Poe
(1869―1940)

フランスの演出家、俳優。パリ生まれ。1888年コンセルバトアールに入学、在学中にアントアーヌの自由劇場運動に加わり、脱退。ポール・フォールの芸術劇場を受け継いで、93年のメーテルリンク作『ペレアスとメリザンド』初演を機に制作座を結成象徴派的演劇活動を推進する。当時、象徴派ともみられていたイプセン劇に心酔する彼は『ロスメル屋敷』などを初演、96年には『サロメ』とジャリの『ユビュ王』初演で話題をよんだ。1900年再開後の制作座で、クローデルの『マリアへのお告げ』『人質』を上演。彼の演出、演技は非現実性と夢幻性の強調にあったといわれる。

[石澤秀二]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「リュネ・ポー」の解説

リュネ・ポー

生年月日:1869年12月27日
フランスの俳優,演出家
1940年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android