最新 地学事典 「リンギュラ」の解説
リンギュラ
学◆Lingula
腕足動物門無関節綱Lingulida目の代表属。殻は薄くキチン質からなる。長卵形で腹殻は背殻と同じか,やや大きい。殻の表面には成長線のつくる同心円状の条線がある。肉茎は両殻の間につき,長さは殻長の4~5倍に達し可動。殻内には隔壁はなく,筋肉が著しく分化。潮間帯~水深150m前後の海底の泥中に穴居。オルドビス?~シルル紀~現在。化石種の分布は汎世界的であるが,現生種はアジア~オーストラリア~アフリカの沿岸に限られる。生きている化石として有名。和名はシャミセンガイ。
執筆者:赤木 三郎・田沢 純一
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

