リンコネラ(英語表記)Rhynchonella

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リンコネラ」の意味・わかりやすい解説

リンコネラ
Rhynchonella

触手動物門腕足綱有関節目リンコネラ科の代表的化石属。大きさは小または中型。外形はほぼ三角形。背殻のひだは高く,腹殻の縦溝は多少平たい。前方側には,少数しかないが,鋭い肋がある。歯板はじょうぶで,セプタリウム (ちょうつがい板の間のブラキアルバルブの溝状構造) は浅く,背殻の隔壁は短い。殻頂には三角板で囲まれた茎孔がある。この属はジュラ紀後期に栄えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

春闘

春の時期に労働組合が一斉に賃上げ、労働条件の改善に関する交渉を行なうこと。欧米では、産業別に強力な労働組合が存在し、それらが労働条件改善への闘争を繰り広げて成果を得てきた。だが、日本では企業ごとに労働...

春闘の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android